昭和のCMソングのように、地域を明るく照らす音楽をつくりたい
地域のお店や会社の“CMソング”を作るという事業を始めようと思ったのには、ひとつの忘れられない経験があります。
ボーカルレッスンの中で、生徒さん一人ひとりに歌詞を書いてもらい、その言葉から鼻歌でメロディーを生み出し、コードを付けてアレンジし、レコーディングを行い、最終的に一枚のCDにまとめたことがありました。
そのときの充実感、そして何よりも、生徒さんたちが自分の音楽を手にした瞬間の輝きは、今でも強く心に残っています。
「この体験を、地域のお店や会社でも実現できたら、どれほど素敵だろう」
そんな思いが、この取り組みの原点になっています。
また、昭和のテレビCMには、思わず口ずさみたくなるような印象的な歌がたくさんありました。今でも耳に残り、ふとした瞬間に思い出がよみがえるような、そんな力を持った音楽です。
現在でも大手企業ではオリジナルのCMソングが作られていますが、それをもっと地域の小さなお店や会社にも広げられないだろうか、と考えました。
SNSや動画配信が当たり前になった今、それぞれが自由に情報を発信できる時代です。そこに“その店だけの音楽”が加われば、商品やサービスはより魅力的に伝わり、記憶にも残りやすくなります。
そして、お客様がその曲を自然と口ずさむようになれば、そこには単なる「購入」ではなく、「つながり」や「思い出」が生まれ、リピーターへとつながっていくはずです。
私は大阪生まれ・大阪育ちで、キダ・タローさんのCMソングに親しみ、小林亜星さんのような心温まるCM音楽に囲まれて育ちました。あの時代の音楽には、人の心を明るくし、街そのものを元気にする力があったと感じています。
もちろん、きちんとした楽曲づくりは誰にでもできるものではありません。長年プロとして音楽に携わってきたからこそできるクオリティがあります。その力を、もっと地域の現場へ、そして手の届く形で届けたいと思っています。
地域のお店や会社、そしてそこに集うお客様のすべてが、音楽によって少しでも明るくなり、街全体が活気づいていく。
昭和の高度経済成長期、CMソングやヒット曲が世の中を照らしていたように、音楽には人の記憶や感情を動かす力があります。
その力を、今の時代にもう一度、地域の皆さまと一緒に生み出していきたい。
それが、この事業に込めた思いです。
お読みいただき、ありがとうございました。


